過払い金には、時効があるので早めに調べておきましょう。
過払い金とは、消費者金融やカード会社などに払いすぎた利息です。特定の場合に当てはまる方は利息を払いすぎている可能性がありますので、弁護士に依頼して、過払い金額を把握し、今後どのような手続きで回収するのかを決めていきましょう。
ポイント
- 現在借金を返済中の方は、利息を払い過ぎている可能性があります。
- 完済後10年以内の方は過払い金を請求することができます。
- 弁護士に相談いただくことで、今後どのような手続きで回収すれば良いか把握できます。
目次
過払い金請求について
実際に利息を多く支払っていたのか、まず専門家に調べてもらいましょう。
一般的に以下のケースにあてはまる方は、利息を支払いすぎている可能性があります。
- 2008年以前に貸金業者から借り入れがあった場合
- 貸金業者との契約期間が10年以上ある方
- 借金を既に完済されている方(完済から10年経過するまで過払い請求できます)
多くの貸金業者は、出資法が改正された2008年以前、利息制限法の法定金利を超え出資法の上限金利に近い金利(グレーゾーン金利)で貸し付けを行っていました。ところが、2006年の最高裁判決でグレーゾーン金利は無効であると判断しました。
この判決が出たことで、グレーゾーン金利で貸し付けを行っていた業者に対して、利息制限法の法定金利を超過する分について返還を求めることができるようになりました。この、返還を求める請求が過払い金請求といわれているものです。
そのため、実際に過払い金が発生しているかどうかは、貸金業者の過去の金利を調べたり、利息制限法の金利に引き直して再計算するなどの必要があり、ご自身ではなかなか調査しにくいものです。弁護士、専門家のサポートを受けながら調べてもらいましょう。
どのように調査し、手続きを行い、請求をすれば良いかわからないといった方も多いかと思いますので、一度ご相談ください。
長所
- 完済済みの請求ならいわゆるブラックリストに登録されない
- 払い過ぎた利息分が返還される
短所
- 過払い金請求した貸金業者からは以後、借りられなくなる可能性が高い