- 借金返済で生活が苦しい場合に生活を再建するための方法
- 返済ができない場合には債務整理を
- 債務整理の主な方法
【Cross Talk 】借金返済が苦しい!生活を立て直したいです。
借金をしており、かなり返済が苦しいです。生活を立て直すためには色んな方法があると思いますが、どのようなものがありますか?
生活を立て直すための方法にはいろいろありますが、抜本的な立て直しは債務整理を行うのが良いでしょう。
やはりそうですよね。他の方法と併せて教えてくださいますか?
借金があって返済が苦しいと感じる場合に、生活を立て直すためにはどんなことが必要でしょうか。収支を見直す、借り換え・おまとめローンなどで利息の負担を減らすことなどの対策はありますが、返済が苦しい場合には債務整理で借金を減額・免除してもらうことがもっとも効果的な生活再建への近道です。
このページでは、生活再建のための方法と、抜本的な解決策である債務整理についてお伝えします。
借金で生活が苦しい人が生活再建のためにすべきこと
- 借金で生活が苦しい人が生活再建のために行うこと
- 生活再建のための抜本的な解決策は債務整理
借金で生活に苦しむ人が生活再建のためにすべきことにはどのようなことがありますか?
いろいろな方法がありますが、債務整理で借金を減額・免除してもらうのが抜本的な解決方法です。
借金で生活が苦しい人が生活再建のためにすべきことにはどのようなことがあるのでしょうか。
収支の状況を確認して無駄遣いを減らす
借金で生活が苦しいという人の多くが、借金の返済日に借金を返すことだけに気を取られてしまい、現在の収支の状況がどうなっているのかについて全くわからない、ということが珍しくありません。
このような状況では、何にお金を使いすぎていて、どんな節約をすれば良いのかもわからないでしょう。
まずは収支の状況を確認して、無駄遣いがないかをチェックして、無駄遣いを減らしましょう。
一回の支払いが苦しいだけなら貸金業者に相談してみよう
返済が苦しい、と感じるケースの中には、ギリギリで生活している中で、冠婚葬祭・賃貸に住んでいる場合に家賃の更新・自動車の車検などでお金が必要になったことが原因であることが挙げられます。
返済が厳しいのは一回の支払いだけ、というのであれば、貸金業者に相談してみましょう。
貸金業者では相談のための窓口を用意しています。
一回の支払いが苦しいというのであれば、その一回は支払いを軽減してくれる可能性があるので、まずは相談してみるのが良いでしょう。
場合によっては当面利息のみの支払いで良い場合もある
失職しているなどで次の仕事先を探すまで返済が厳しいということもあります。
このような場合には、貸金業者によっては当面は利息の支払いのみで良い、としてくれることもあるので、貸金業者の相談窓口に相談してみましょう。
借り換え・おまとめローンの利用は厳しいことが多い
利息や毎月の支払いを軽減する方法として、借り換え・おまとめローンというものがあります。
借り換えローンとは、利息が高い消費者金融や信販会社からの借り入れを、利息が低い銀行などから借りたお金で返済し、以後は利息の低い銀行に支払うことをいいます。
おまとめローンとは、複数の消費者金融・信販会社などの借り入れについて、銀行から借り入れした金額で返済してしまい、以後はその銀行のみに返済するもので、一本化と表現することもあります。
これらは、利息の軽減や、毎月の支払いを軽減する効果があり、返済が楽になるものです。
しかし、利息が低い銀行などから借り入れをするもので、その審査は非常に厳しいので、利用できる人が限られています。
債務整理は抜本的な解決策
以上のようなことを検討しても借金返済が苦しいという場合には、収入に比べて借金が多すぎるということになります。
このような場合に、抜本的な解決をするためには、債務整理を行う必要があります。
債務整理とは、任意整理・自己破産・個人再生といった、その人の状況に合わせた手続きによって、毎月の返済金額の交渉や借金を減額・免除してもらうものです。
なお、インターネット・SNSの広告で「国が認めた借金減額方法」として紹介されているものは、内容としては債務整理と同様です。
借金で生活が苦しいときに検討すべき債務整理
- 債務整理には主に任意整理・自己破産・個人再生がある
- それぞれの手続きの概要
債務整理というのはよく聞きますが、どのようなものですか?
債務整理の各手続きがどのようなものか確認しましょう。
債務整理は上述したように、主に3つの手続きから、その人の状況にあったものを利用して、返済金額の交渉や借金を減額・免除してもらうものです。
主な3つの手続きの概要を確認しましょう。
任意整理
任意整理とは、裁判所の手続きをとらず、直接債権者と交渉して毎月の返済額や返済総額を決める方法をいいます。
貸金業者から借金をすると、契約で決められた所定の期日に、元金と利息を返済する義務があり、期日に遅れると遅延損害金を支払う必要があります。
任意整理では通常利息・遅延損害金をカットしてもらうことが可能となるため、あとは元金を返済するのみとなるので、借金完済が非常に楽になります。
個人再生
個人再生とは、裁判所に申立てをして、借金を減額したうえで、毎月返済していくものです。
任意整理では、少なくとも元金の支払いは必要となるのですが、借金の額が多いと収入の範囲内では元金の分割返済すら難しいことは珍しくありません。
このような場合には、裁判所に申立てをして、借金を減額してもらい、減額してもらった借金を毎月返済していく個人再生を利用します。
住宅資金特別条項を利用すれば、住宅ローンで購入した住宅を手放さずに債務整理が可能です。
自己破産
自己破産とは、裁判所に申立てをして、借金を免除してもらう手続きのことをいいます。
自己破産は他の債務整理方法とは異なり、借金を免除してもらうことができるので、返済の必要がなくなり、いち早く生活再建を行うことができます。
まとめ
このページでは、借金返済が苦しい方が生活を再建する方法についてお伝えしました。
一時的ではなく借金返済が苦しいような場合には、債務整理をするのが抜本的な解決方法です。
なるべく早めに弁護士に相談をして債務整理に着手し、生活を再建しましょう。