- 借金返済をしている人の悩み
- 借金返済の悩みの解決方法
- 債務整理とは
【Cross Talk 】借金をしている他の人はどんなことに悩んでいるんでしょうか?
借金問題で悩んでいます。返済がかなり厳しいのですが、借り入れ原因がキャバクラなので妻には知られたくないなぁ…って思っています。ほかにも借金に悩んでいる人はどんなことに悩んでいるのでしょうか?
借金に悩んでいる人にはどのような悩みが多いかを確認しましょう。
はい、お願いします。
借金返済をしている人はいろいろな悩みを抱えています。弁護士への相談の中でも多いものについて、解決方法と一緒に確認してみましょう。
借金をしている人のよくある悩みと解決方法
- 借金をしている人のよくある悩み
借金をしている人によくある悩みにはどのようなものがありますか?
家族に知られないか、なかなか減らない、返済できないなどがありますね。解決方法と一緒に確認しましょう。
借金をしている人のよくある悩みと解決方法について確認しましょう。
借金があるのを家族や職場に知られたくない
借金をしている人によくある悩みとして、借金があるのを家族に知られたくない、というものがあります。
特に、親が厳格で借金をしていることを知られると親子の縁を切られかねないような場合や、夫婦の一方が他方に言えないような理由で借金をしているような場合です。
当然ながら、家族や職場に知られる前に完済をすれば、借金を知られる可能性は低くなります。
一方で、払えない場合には債務整理をするのですが、債務整理をするにあたって特別な配慮が必要であることがあるので、早めに債務整理に着手して、取りうる方策が多いほうが、家族や職場に知られずに債務整理できる可能性が高まります。
返済しても返済しても減らない
借金をしている人の悩みとして多いのが、返済しても返済しても減らないことが挙げられます。
借金を返済する場合には、利息制限法・出資法に定められた利率を上限に、利息の支払いをする必要があります。
この利息、利息制限法では最高で20%、多くの場合で18%が上限利率となっており、この数字だけ見ると多いとも思えないでしょう。
しかし現実には、毎月の返済額が低額に抑えられていると、借りていた金額よりも実際に返済する額の方が多くなっていると感じます。
特にリボ払いと呼ばれる支払い方法は、債務者側は毎月の返済をしているつもりでも、実際には大部分が利息の支払いで、返済をしている実感のわりに返済が進んでいないことが多いです。
弁護士に依頼して債務整理をすれば、支払いを免責してもらえたり、返済が軽くなります。
返済ができないとどうなるのかわからない
借金の返済をしている人の悩みの一つに、借金返済ができないと、どのようなことが起きるのかわからないというものがあります。
ドラマや漫画などで、消費者金融などを取り扱うものを見ると、返済できない債務者が過酷な取り立てを受けているのを見ることもあります。
しかし、これらはあくまでフィクションで、通常の消費者金融などの貸金業者からの督促は、郵便での通知と電話での督促が中心で、連絡がまったく取れない場合でまれに訪問しての督促がある程度です。
さらに支払いをしなければ、裁判を起こされて、強制執行を受けることになります。
これらの督促に関しても、債務整理を弁護士に依頼すれば、貸金業法により、貸金業者は債務者本人への取立てが規制されるため、本人に督促がいくことを止めることができます。
返済できない状況になっているのであれば、早めに弁護士に相談すべきといえます。
返済ができず困っている
借金の返済ができなくなって困っている、という悩みがある場合があります。
冠婚葬祭などやむにやまれぬ事情で一時的に支払いができないような場合には、貸金業者に相談することで、一時的に返済は利息のみで良いなどの措置をしてもらえることもあり得ます。
しかし、一時的に支払えない程度ではなく、もう支払うのが厳しいという場合には、早めに弁護士に相談しましょう。
そのまま放置していると、通知や督促され続け、それでも支払わなければ裁判を起こされ強制執行をされます。
早めに債務整理をして、返済できない状態を解消すべきです。
借金返済ができなくなったときの債務整理とは
- 借金返済ができなくなったときの債務整理とはどのようなものか
- 主な任意整理・自己破産・個人再生の概要
なるほど…ところで債務整理という言葉はよく聞くのですが、実際はどのようなものなのでしょうか。
債務整理について確認しましょう。
借金返済が厳しくなった場合に行う債務整理とはどのようなものなのでしょうか。
債務整理とは
債務整理とは、借金返済が難しくなったときに、その人にあわせた手段を利用して、借金返済を楽にしようとするものです。
主に、任意整理・自己破産・個人再生といった手段によって、借金返済を楽にしたり、免責してもらいます。
よく、借金減額方法・借金救済方法などという宣伝を見ることもあるのですが、実際にはその内容は債務整理の方法と同一です。
任意整理とは
任意整理とは、裁判所の手続きをとらず直接債権者と交渉して借金を減額させる方法、です。
貸金業者からお金を借りると、借金の返済をする際に利息とあわせて返済する必要があり、返済が滞ると遅延損害金とあわせて返済する必要があります。
任意整理によって、将来発生する利息・遅延損害金をカットして、分割返済とすることが可能となります。
任意整理のメリットは、奨学金や自動車のローンのように、保証人への請求・車の引き上げなどの影響がある債務については外して手続きを行えることです。
任意整理のデメリットは、減額する額が一番少なく、十分な支払い能力が必要であることです。
自己破産とは
自己破産とは、裁判所に申立てをして、借金を免責してもらう手続きです。
自己破産のメリットは、債務整理の中でも、基本的には借金を免責される強力なものなので、早く経済的に立ち直ることが可能なことです。
一方で自己破産のデメリットは、職業制限や住居の移転の制限など、手続きの中で多くの制約があることにあります。
ただ、一般的に説明されるデメリットは個々の場合では問題にならないことのほうが多いので、あまり気にせず弁護士に相談してみてください。
個人再生とは
個人再生とは、裁判所に申立てをして、借金を減額してもらい、分割で払っていく手続きです。
個人再生のメリットは、住宅ローンで購入した自宅を維持できることと、自己破産をすると職業制限がある職種でも手続きを利用できることです。
個人再生のデメリットは、返済が前提となる手続きなので、減額した金額の返済ができないと利用できないのが任意整理と変わらないことです。
借金返済で悩んでいるときには弁護士に相談
これら債務整理は、弁護士に相談して行います。
債務整理は個人でも行うことは法律上可能なのですが、弁護士に依頼すれば督促をストップすることができるように貸金業法21条1項9号で定められており、落ち着いて手続きを行えます。
また、自己破産や個人再生は、弁護士に依頼して申立てると、手続きが簡素化されるため、費用が安くなる可能性があります。
例えば、東京地方裁判所に自己破産を申し立てる場合、弁護士に依頼して申立てをすると、同時廃止という簡易な手続きで進められる場合があります。この場合、管財人が選任されず、手続費用を安く済ませることができます。
なお、同時廃止の手続になるかは人によって異なるので、ご自身の場合にどうなる可能性が高いかも弁護士に相談することができます。
これが、自分で申立てをすると、特定管財という手続きになる可能性があり、この場合管財人の費用として多額の費用がかかることがあるのです。
どのような手続きが適切かは、債務の額と返済能力のバランスによるので、どの手続きが適切か、というところから弁護士に相談してみるようにしてください。
まとめ
このページでは、借金を返済している人によくある悩みと、解決方法についてお伝えしました。
このページでお伝えしたような悩みを抱えている方が多いのですが、人によって悩みや解決方法は様々ですので、まずは気軽に弁護士に無料相談を使ってみてください。