離婚届は郵送で提出することができる!必要書類や注意点など
ざっくりポイント
  • 離婚届は郵送で提出することが可能
  • 離婚届を郵送で提出する場合の手続き

目次

【Cross Talk 】離婚届を郵送で提出したい

妻と離婚することになりました。役所に行くのも面倒なので離婚届を郵送で提出しようと思うのですが、それって可能でしょうか?

はい可能です。必要書類や提出先、注意点を確認しましょう。

よろしくお願いします。

離婚届は郵送でも提出可能!提出書類や提出先、提出にあたっての注意点を確認

離婚をする際には離婚届の提出が必要です。離婚届は市区町村に提出するのですが、提出は郵送でも可能です。ただし、離婚届を提出してから役所に到達したときが受付日になるなどの注意点もあります。
また、郵送での離婚届にはどのような書類を提出しなければならないか、提出先や提出にあたっての注意点についても確認しましょう。

離婚届を郵送で提出することは可能か

知っておきたい離婚のポイント
  • 離婚届を郵送で提出することは可能
  • 離婚届を郵送で提出する場合の提出書類

離婚届を郵送で提出することは可能なのでしょうか。

はい、可能です。離婚届と一緒に提出する書類についても確認しましょう。

離婚届を郵送で提出することは可能です。

離婚をする際には離婚届の提出が必要

離婚をする際には離婚届の提出が必要です。
協議離婚をする場合には離婚届の提出が離婚の成立要件とされていますし、調停離婚・裁判離婚をした場合には離婚自体は調停・裁判によって成立するものの離婚届の提出が必要とされています。

離婚届の郵送での提出は可能

この離婚届の提出ですが、提出は直接窓口に出向かなくても、郵送で提出することも可能です。

離婚届を郵送で提出する場合のメリット・デメリット

離婚届を郵送で提出することについては、

・役所に行かなくても良い
・人の目を避けることが可能
・本籍地に郵送することで戸籍謄本の提出が不要になる

というメリットがあります。

離婚届を窓口で提出する場合、市区町村の役場に出向く必要があります。
土日・夜間の提出受付をしていることもありますが、それでも市区町村役場にはいかなければなりません。
郵送すれば市区町村役場に行く必要がありません。

次に、市区町村役場に行くと、知っている人に会う場合もあります。
市区町村役場で働いている人が知り合いであるような場合はもちろん、役所に来ている人に見られることがあります。
郵送で提出できれば、人の目を避けて提出することが可能です。
また、後述しますが、離婚届を提出するときに、本籍地以外の市区町村役場に提出するときには、戸籍謄本の提出が必要となります。
本籍地の市区町村が遠い場合には郵送で提出できれば、戸籍謄本の取得の手間が省けます。

一方で、郵送で提出することについては
離婚届に不備があった場合、その場で修正ができない
というデメリットがあります。
この場合、指摘された不備を修正して、再度提出する必要がありますので、手続きが煩雑になる可能性があります。

離婚届を郵送で提出する場合の必要書類

離婚届を郵送で提出する場合には、
どのような離婚でも

・当事者の身分証明書
・本籍地以外の役所に提出するときは戸籍謄本

の提出が必要です。

また、離婚の種類に応じて

・協議離婚:夫婦および証人が署名・押印した離婚届
・調停離婚:夫婦の一方が署名・押印した離婚届・調停調書
・裁判離婚:夫婦の一方が署名・押印した離婚届・判決書および確定証明書(和解をした場合には和解調書)

を提出します。

特に手数料が必要となるものではないので、定額小為替を購入して同封する・返信用封筒を用意するといったことは不要です。

離婚届を郵送で提出する場合の提出先

夫婦の本籍地もしくは所在地(住所地や一時的に滞在している場所)の市区町村役場に提出します。
例えば、別居をするために本籍も住所もない場所に滞在している場合には、その滞在先が所在地となるので、滞在先の市区町村役場に提出します。

離婚届を郵送で提出する場合の注意点

知っておきたい離婚のポイント
  • 離婚届不受理申立てがある場合
  • 郵送で離婚届を提出したときの受理日

離婚届を郵送で提出する場合に何か注意点はありますか?

離婚届が受理されないケースと、郵送で離婚届を提出したときの離婚届の受理日について確認しておきましょう。

離婚届を郵送で提出する場合の注意点について確認しましょう。

離婚届を受理してもらえない3つのケース

作成した離婚届が受理してもらえない可能性が高くなる3つのケースとしては、以下の場合が挙げられます。

・修正液・修正テープを利用した
・鉛筆・シャーペン・消えるボールペンを使った
・印鑑にシャチハタなどスタンプ式のものを使った

当然ですが、筆記用具は消えないボールペンを利用して記載をします。万が一間違えたときには書き直すか、二重線を引いて訂正印(押印するものと同じものが望ましい)を押しましょう。

離婚届の受付日は役所に到達した日

離婚届の受付日については役所に到達した日に受付となります。
協議離婚の場合に正式に離婚となる日はこの受付日になることに注意しましょう。

できれば事前に役所で確認をしておく

できれば、離婚届を提出する役所に電話などで手続きについて確認をしましょう。
役所の中での細かい運用は、どうしても市区町村によって異なります。
そのため、念のため事前に一本電話などで連絡をいれ、確認しておきましょう。
確認すべき事項はケースバイケースですが、次のような内容は確認しておくとよいでしょう。

・離婚届の記載事項に何か注意が必要か
・添付する書類に何か特別なものがあるか
・送付先の部署名や担当者

まとめ

このページでは、離婚届を郵送で提出することが可能であること、添付書類や注意点についてお伝えしました。
離婚届は郵送で提出することが可能です。
念のため事前に役所に連絡をして、注意点を聞いておくなどしておきましょう。