- 円満離婚とは
- 円満離婚のメリット
- 円満離婚をするための準備
【Cross Talk 】円満離婚をしたいのですがどんな準備が必要ですか?
夫と離婚を考えています。家庭内ではもはや会話もなく性格の不一致が原因で、私も新しい人生を歩みたいのですが、円満離婚をするのに何か気をつけることはありますか?
離婚の諸条件で揉めないためには事前の準備・調査が欠かせません。
詳しく教えてください。
円満離婚をするにあたってはどのようなことが必要でしょうか。円満離婚とは、一般的に、離婚をするにあたっての諸条件で不利な条件を押し付けられることなく、かつ争いなく離婚することをいいます。離婚をするときに争いになると、当事者の感情が悪化して離婚後に良好な関係が築けなくなり、養育費不払いなどさらなるトラブルに発展する可能性があります。とはいえ、争わずに不利な条件を押し付けられると、場合によっては離婚後の生活がままならないようなことにもなりかねません。
不利な条件を押し付けられず、かつ争いなく離婚するためのコツは、念入りな準備になるといえます。
円満離婚とは?
- 円満離婚とはどのようなものか?
そもそも円満離婚とはどのようなものでしょうか?
一般的に、不利な条件を押し付けられずに、かつ、離婚の諸条件について揉めることなく離婚することをいいます。
円満離婚とは、一般的に、不利な条件を押し付けられずに、かつ、離婚の諸条件について揉めることなく離婚することをいいます。
離婚にあたっては、慰謝料・財産分与・親権・養育費など、金銭問題・子どもの問題で主張が対立することがなく、円満離婚ができることが望ましいといえます。
円満に離婚することのメリット
- 円満に離婚するメリット
- 余計な出費がない・離婚後も良好な関係を築けるなど
円満離婚にはどのようなメリットがありますか?
余計な出費をしなくて良い、離婚後も良好な関係を築けるなどのメリットがありますね。
円満に離婚するメリットには次のようなものが挙げられます。
短期間で離婚できるので余計な出費がない
短期間で離婚できるので、余計な出費がありません。
離婚で揉め事になると、離婚調停・離婚裁判などの手続きを利用する必要があります。
手続きするのに手間がかかることはもちろん、弁護士に依頼することや手続き自体に費用がかかります。
円満離婚ができれば、これらの余計な出費が防げるというメリットがあります。
離婚後も良好な関係を築ける
円満離婚は離婚後に良好な関係を築ける可能性が高いです。
離婚の諸条件で争ったり、一方的に不利な条件を押し付けられたりすると、離婚後に良好な関係を築くことが難しくなります。
特に子どもがいる場合に、慰謝料の不払いや面会交流の拒絶など、さらなるトラブルに繋がる可能性があります。
離婚後も良好な関係を築けていれば、子育てなどで困ったことがあったときに協力してもらうことができるなどのメリットがあります。
離婚に関する条件に納得しやすい
離婚に関する話し合いを円満に進めていくことができれば、離婚に関する条件に納得しやすいでしょう。
例えば、慰謝料が発生することや、その額について、当事者双方が最終的に合意できる額であったとしても、その交渉の経過で言い争いばかりしたようなケースでは、真に納得して離婚協議書にサインできないことも珍しくありません。
円満離婚で手続きを進められれば、これらの諸条件についても納得しやすいといえます。
円満に離婚をするために準備すべきこととは?
- 証拠収集や慰謝料などの相場の調査
- 少しでも揉めそうな場合には早めに弁護士に依頼を
円満離婚の準備にはどのようなものがありますか?
離婚をするための証拠集めや、慰謝料・財産分与・養育費などの相場の調査です。少しでも揉める要素があるならば、事前に弁護士に依頼することも考えてください。
円満に離婚するための準備にはどのようなものがあるのでしょうか。
証拠収集・離婚後の生活・慰謝料の相場の調査などの準備
円満に離婚するためには、証拠収集・離婚後の生活についての準備・慰謝料の相場の調査などの念入りな準備が不可欠です。
離婚は最終的には裁判で争われることになり、裁判では証拠の提出が鍵となります。
そのため、しっかり証拠が集まっている状況だと、相手は、逆に裁判まで争うのは得策ではないと判断することもあります。
離婚や別居をした後に証拠を収集するのは難しいので、前もってしっかり証拠を収集しておきましょう。
また、離婚後に滞りなく生活ができるように準備もしておきましょう。
離婚後に生活が困るような状況で離婚をする場合、相手が不利な条件を押し付けやすいため、交渉で著しく不利になる可能性が高いからです。
慰謝料・財産分与・養育費などの相場を調査しておくことも準備には欠かせません。
何らの調査もなしに交渉を始めると、不当に高い金額・低い金額で当事者が交渉を始めて争いになることがあるほか、妥当な金額で交渉をしているのに、相場がわからず不当に高い・安いと感じて争いになることもあるからです。
離婚条件の交渉準備をする
離婚条件の交渉をする準備をしましょう。
同じ条件の交渉をするのでも、夫婦双方が面と向かって突然交渉を始めるよりも、両親や共通の知人などを交えて話し合いをするほうが、感情的にならずに交渉を進めることが可能です。
どうやって離婚交渉をするか検討して、その準備を始めましょう。
弁護士に依頼して冷静な話し合いをすすめる
円満離婚がうまくいかないのは、離婚にあたっての諸条件で法的に揉めることのみならず、当事者間で激しい感情的な対立が起こることが原因になることがあります。
そのため、事前の法的な問題の検討・支援のほかに、相手と面と向かって顔を合わせないで冷静に話し合いをするために、早めに弁護士に相談・依頼することも検討してみてください。
まとめ
このページでは、円満離婚をするメリットや、その準備についてお伝えしました。
円満離婚は、法的な問題で対立が起きることのほか、感情的な対立によっても、達成できないことがあります。
そのため、そのように対立することが予想される場合には、なるべく早い段階から弁護士に相談するようにしてください。