弁護士への相談
相続にかかった経費は相続税の計算で控除してもらえるか
遺産から控除できる債務と葬式費用について詳しく解説いたします! 相続開始時に現 […]
相続税とは、相続によって遺産を取得する人に課税される税金をいいます。
富の再分配を趣旨とするもので、相続税法が規定をしています。
相続があれば必ず相続税が課せられるわけではありません。
相続税には基礎控除というものがあり、その金額を超える遺産がある場合に相続税が課税されます。
基礎控除は、
3,000万円+(600万円×法定相続人の数)
で計算をします。
相続人が3人いる場合には、
3,000万円+(600万円×3)=4,800万円
が基礎控除の額となります。
相続税は、相続開始を知った時から10カ月以内に申告する必要があります(相続税法第27条)。
相続は死亡によって開始するので(民法第882条)、多くの場合に、亡くなったときから10カ月以内に行うという認識をしておくことになります。
他の期限のある相続手続きに比べれば長いように思えますが、相続税申告は手続きが非常に複雑な上に、申告の際に収集する添付書類も膨大ですので、あまり時間がないと感じる方の方が大多数です。
相続税の申告が必要である場合には、早めに行動することを心がけましょう。